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 【世界救世教】〝実態不明な神と手かざしという典型幼な幼稚宗教〟 


【1.〝地上天国〟という妄想】
 これは、教祖の茂吉が天の啓示を受けたとかいう「霊界の昼夜逆転」によるものである。
「この世界には、人間の住む「現界(げんかい)」と、目に見えない「霊界」の二つがある。霊界には昼(善)と夜(悪)があり、今までは霊界の夜の時代であったが、これがまもなく転換して昼の時代となり、この霊界の善が現界におよんで、この世に地上天国が出現する」・・・というのが「霊界の昼夜逆転」である。
 そして、この一大転換期に世を救うために出現したのが教祖・茂吉だという。


【2.〝浄霊〟の洗脳
 教団での儀礼の中心は「浄霊」というもの。これは「私の腹中には光の玉がある」などとしていた茂吉が、「相手に「光」の文字を書いた紙をたたんで懐(ふところ)に入れさせ、それに向かって手をかざすことによって、茂吉の体内の光の玉からの「光波」が供給され、救済される」としていたことによる。
 現在では、信徒は教祖から与えられた文字など「おひかり」というものを身につけ、病人や相談者に対して手をかざし、「『光』をなぞる動作をすれば、苦悩の原因となっている『霊の曇(くも)り』を浄化させ『病気・不幸・争いをなくせる』」としている。
 また別に、健康に関連して「自然農法」を主張し、「MOAブランド」として食料品を流通・販売、これは病気を最大の災厄(さいやく)としていた 茂吉が、前述の「薬毒論」を主張したことに始まり、献金などとともに、信者の修行・奉仕活動の中心となっている。


【3.精神錯乱の神がかり妄想
 世界救世教では、信仰の対象を「大光明真神(みろくおおみかみ)」としている。 茂吉は「神から心霊を与えられた」だの「私の腹中には光の玉がある」などと言い、またあるときは「観音菩薩の力を得た」と言ったかと思えば、そのあとには「観音の衣を脱ぎ捨ててメシヤになった」などと、神道・仏教を混ぜこぜにした発言を続けていた。
 そして最終的には「釈迦・キリスト・マホメットの三大聖人も神人合一(しんじんごういち)ではない。しかし私は、神と人との区別がなく、真の神人合一である(趣意)」などと自著に述べているように、「自分は三大聖人を超越した神の立場である」と言い出す始末。
 現在の教団は、この真の神を「大光明真神」と称して祭神とし、これを一体化した教祖・茂吉こそ世界人類の救世主(明主)であるとしている。
 茂吉は、観音が自分の体に宿ったとして「私の腹中には光の玉がある」などとしていたが、これは多くの新興宗教の教祖に見られる「神がかり」と同じものである。
 ↑精神医学では、この神がかりというものを「憑依妄想(ひょういもうそう)」と呼び、人間の主体性が失われて起こる「精神分裂病の一種」としている。
 もし仮に自分の家族がこのような状態になって「観音が自分の体に宿った」「私の腹中には光の玉がある」などと口走ったら普通は「早く病院に連れて行くべし」と大騒ぎになるはずだが、それを真(ま)に受けて信じる方がむしろ魔にとりつかれているといえよう。
 このような精神錯乱・精神分裂の妄想が出発点となっている宗教など、まともに信ずるに値(あたい)せず、誰もこれで救われることなどあり得ない。
 それに茂吉の場合、「神から力を授かった」と言いながら「自分は神と同じで三大聖人よりも上」とするなど支離滅裂で、矛盾だらけの御都合主義である。


【4.〝手かざし〟は幼稚な奇跡信仰】
 教団では、手かざしによって「霊の曇りを浄化させ、これによって病気・不幸・争いをなくせる」などと言っている。これは「人の体に残留する汚物が毒素と なり、霊の曇りとなる」のだそうだが、こんなものはまったく意味不明なデタラメにこじつけた勝手な稚論)である。
 それに教団では、手かざしによって大漁や豊作になったり、故障したエンジンがなおったなどと奇跡を売り物にしている。
 しかし現実には、手かざしをして、あらゆる苦悩の原因である霊の曇りをなくせるはずだが、この教団では跡目争いや内紛が続き、たくさんの新教団に分裂したりしている。要するに、手かざしだの浄霊だの、そんなものは何の役にも立たないことを、教団自体が実証している。


【5.実体不明の神の混濁宗教】
 教団では、教祖に力を与えたという観音について、
「その本体は、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)の慈悲による救世の代現神・伊都能売大神(いずのめのおおかみ)であり、これが仏身に姿を変えてインド に渡り、観音の立場として釈迦を悟りに導いた。したがって仏教の元は観音である。この伊都能売大神は大光明真神(みろくおおみかみ)の霊系である」
 などという、神道と仏教をゴチャ混ぜにした、何の脈絡もない意味不明の説明をし、大光明真神とつなぎ合わせようとしている。このデタラメな説明こそ、「大光明真神」が実体のない架空の存在であることを自白しているのと同じである。


【6.荒唐無稽な偽造霊写真】
 過去に、茂吉を写真に撮った際、「観音・お光り・竜」などが同時に写っていたという「霊写真」を宣伝したことがああった。
 しかし後になって、読売新聞によって「二重写しの偽造写真」であることが明かされてしまった。これらの写真を撮影したのは、茂吉と共謀した柴田延太郎という人で、彼は「観音様の掛絵を先に撮った二重写しが千手観音、窓から差し込んだ太陽光線が鏡に反射したのがお光り、タバコの煙が突風で渦巻になった のを撮ったのが竜」(趣意)と暴露し、所詮は詐欺師まがいの、欺瞞に満ちた教祖であり、これが世界救世教の実態なのである。

 


【創 立】
 1935(昭和10)年1月
【創始者】岡田茂吉
【代表者】4代教主・岡田陽一
【信仰の対象】
 
大光明真
【教 典】
 
『天国の礎』『神示の健康』
 『祈りの栞』『美の世界』など  
【本 部】
 
静岡県熱海市桃山町26-1
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 明治15年に生まれた岡田茂吉は、幼少から病弱で、20歳を過ぎるころまで様々な病気を患い続けた。闘病中に薬の効果がなく、薬を使いすぎることはかえって毒であると考えた茂吉は、それ以来「薬に頼ることは人間本来の治癒力を弱め る」という、「薬毒論」に至る。
 大正9年に大本に入信した茂吉は、大本の『お筆先』を中心に神霊の研究に没頭。昭和元年には観音が自分の体に宿ったとして「私の腹中には光の玉がある」などと言い出し、さらに昭和6年には「霊界の昼夜転換」なる天の啓示とやらを受けたという。
昭和9年、大本を脱会した茂吉は「岡田式神霊指圧療法」なるものを始め、昭和10年には「大日本観音会」を創立、茂吉の体に宿ったという観音の力による「浄霊」によって理想世界の建設を目的とするものだったが、こうした心霊術と指圧による治療は、患者の体に直接触れるため、昭和11年と15年の2回、茂吉は医師法違反で逮捕されている。
 後に「地上天国(霊界の昼夜逆転によって現世界が明るい昼に転換して、天国的な美の世界となる)」を目指し始め、「日本浄霊化普及会」、宗教法人「日本観音教団」などと推移した教団は、昭和25年に「宗教法人世界救世(メシヤ)教」となった。この時、茂吉は「観音の衣(ころも)をかなぐり捨てて、メシヤ(救世主)へと衣替えをした」などと言い始めたが、この直後、脱税と贈賄の容疑で検挙され有罪判決を受けた。
昭和30年、茂吉が死去し、妻である岡田よしが2代目に就任した。昭和32年、教祖・よしは教団の名称を「世界救世(きゅうせい)教」と変更。仏教的な要素を薄めて、神道式の儀礼に統一、その後、3代目教主(茂吉の三女)を経て、現在は4代目教主・岡田陽一となっている。その間、各地の多数の教会が執行部に反発し、次々と新教団を発足さた。その中には「世界真光文明教団」、その派生である「崇教真光」(共に別項参照)、「みろく真教」「救いの光教団」「黎明教会」「救世真教」などがある(いずれも「手かざし」である)。

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