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 日本に蔓延する〝外道義〟の数々


【1.序】
●キリスト教の旧約聖書にはまず最初に〝天地創造〟があります「○日目に○を作った」という、今では小学生でも「四日目に太陽なのに、初日の光は何だ?」と見破れる内容のものです。更に、「全知全能の神がなぜ、わざわざ罪を犯す人間を造ったのか?人類誕生以前にも肉食動物がいた証拠(化石)があるが?」と追及すると、非常に幼稚なロジックで返してきます。旧約聖書の世界は破天荒で、何の科学的根拠もない滑稽な作り話のオンパレードなのです。

●ローマ帝国の治世下で国教化されたキリスト教は、世界を支配する強大な権力を手に入れてゆきます=この原因は、キリスト教の〝肉体と魂〟という二元論に行き着きます。ローマ帝国の圧制下で苦しんでいる大衆に対「苦しい生活は神の思し召しだから、変革する必要はない。これが君達の原罪なのだから。重要なのは、魂の救済だ」と説きますから、支配者にとってこれほど好都合な教えは無かったのです。そしてキリスト教は〝巨大な支配者〟となってゆきました。

●しかし、キリスト教以外にも種々の外道の入り交じる世界を考える時、そう笑っていられないのは、キリストを否定していたヒトラーがニーチェ(虚無主義論者)に岡惚れしてヨーロッパ征服の思想信条とし、第二次世界大戦をしかけた事実です。面白いのは、ナチスは開戦前夜、必ずキリスト教のミサのような儀式を行い戦場へ向かいました。反キリスト、反ユダヤ、反イスラムでありながら、宗教的儀式を行うヒトラーは、自らを「超人」と考え、新しい価値観を多民族に押し付けたのです。

●現代の欧米諸国の大量生産の仕組みも実は、ユダヤ教が基の〝秘密結社〟と、〝虚無主義〟の触手であり、特にその機構を作り出したのは皮肉にも〝キリスト教国〟アメリカです。そのアメリカが世界の戦争屋になり巨大化、「博愛・文化」を標榜しながら秘密結社と均衡を保ち、便利で使いやすいマクドナルドやスタバを流布、常に裏から世界支配を謀って来きました。しかし、彼等が本当に〝流通させたい本分〟は、実は「牛肉」よりも「兵器」なのです。

キリスト教系はクリスマスや讃美歌等、特に若者からは華やかでドラマチックなイメージに映ります。ところが、実はキリスト教系は禁止事項が多いのです。それも生活に必要不可欠な事や生命維持に関わる事への禁止が多く、これを守れる人は0(ゼロ)です。
 よって、例えばある事態(手術や堕胎など)に陥った際、わざわざ〝一時退転〟をし、破り終わってからまた入信、懺悔式を行うという信者が実に多いのです。これでは秩序も無く〝何でもあり〟ですね。
 さて、「虚無主義」と「3S政策・3R政策・5D政策」を加え、考察してゆきたいと思います。
 なぜなら、この二つも近代社会に深く影響、特に〝しらけ世代〟以降の日本を骨抜きにしてしまった〝外道思想〟だからです。
 
【2.虚無主義】
●まず、「虚無主義」ですが、これは現代社会に多い「無宗教」の基になっております。これを最初に世に広めたのは、心理学者ニーチェです。キリスト教の厳格な牧師の父に育てられたニーチェは父を憎み、「神々は死んだ」とキリスト教を否定し、哲学者になり、虚無主義を唱えました。虚無主義の核は、「すべてのものは偶然の産物に過ぎない」と、一切の因果律を否定する所から始まります。この点、仏教の真逆です。言わば、〝たまたま〟宇宙空間にチリが集まり地球となり〝たまたま〟その地球に文明が起こり〝たまたま〟人間は学校を作り、〝たまたま〟同じクラスになった。夫婦も〝たまたま〟出会い〝たまたま〟子供ができて〝たまたま〟親になった。すると、人間からは三つのものが喪失して行きます。
【1】目的=すべてが偶然だから、生きる事に目的は必要ない。その時を生きるのみ。
【2】統一=〝たまたま〟一緒になった人間関係だから、別れるのも自由、 家族や周囲と協調・統一の必要も無い。個が基本。
【3】真理=すべてが〝たまたま〟ゆえ、今さら「何が正しいか」など、真理を追及する必要は無い。「正義」も存在しない。


 ところが、この三つを喪失すると、人間は生きて行けなくなりまので、今度は新たに【1】【2】【3】を再構築してこの主義を唱え直す必要性が出てきたのです。
 一体誰が?ニーチェは、〝超人〟が行うと主張しました(「ツァラトゥストラはかく語りき」)。超人?結局それは、ニーチェが否定した〝神仏〟と同義ではないですか?
 
 どの外道義も証明できない矛盾は、その時代の〝人間が〟ロジカルに構築、真しやかに主張・変遷してきました。それでいて対立した時は〝人間が裁く〟裁判に頼り、裁判が不利になるとまた「神・超人」を唱え、〝平和のための戦争・紛争〟を繰り返してきました。外道国にとって「不条理な神・超人」の存在は実に便利です。
 
【3.3R・3S・5D政策について】
3Rとは
 Relief(救済)
 Recovery(回復)
 Reform(改革)
3Sとは
 Sprots(スポーツ)
 Screen(映画、テレビ等)
 Sex(性風俗産業)
  wikipedia

5Dとは
 Disarmament(武装解除
 Demiritarization(非武装)
 Decentralization(中心排除主義)
 Disindustrialization(YS11を最後に、以後日本には航空機 を作らせない)
 Democratization(民主化 の徹底)

 日本では敗戦後、特に性風俗が開放され、欧米流の映画やエンターテインメントが興隆し、プロ野球をはじめとする欧米のスポーツが国民行事となりました。

 これは、かつて戦前の日本人は、勉強熱心で愛国心 も強く、海外からも恐れられていた存在だった。あのマッカーサー も、戦争で日本に勝利を収めた際にも、日本人の勤勉さと愛国心 を恐れ、これを潰してしまわねば再び脅威な存在になると考えたのです。

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 スクリーン(映画)、スポーツ、セックス(性産業)またはスピード(クルマ)は大衆の
欲望動員による娯楽であるが、勤勉な日本人を、それらに目を向けさせることにより、民衆が感じている社会生活上の様々な不安や、政治への関心を逸らさせて大衆を自由に思うがままに操作し得るとされる。
 陽明学者・東洋思想家の安岡正篤(やすおか まさひろ)は
「日本を全く骨抜きにする3R・5D・3S政策を、日本人はむしろ喜んで、これに応じ、これに迎合した、あるいは、これに乗じて野心家が輩出してきた。日教組というものがその代表的なもの。そのほか悪質な労働組合、それから言論機関の頽廃、こういったものはこの政策から生まれた」と警告している。

 少なくとも現代は、この警告以上の「腐敗しきった」日本になってしまっていることは、 明白である。「愛国心」という言葉を出すこと自体が「恥」とされる時代になってしまった。






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